殺戮のマトリクスエッジ/桜井光,すみ兵

20XX年、今以上に蔓延ったネット、インプラントされる電脳、巨大企業複合体によって運営され日本政府の手を少し離れたところにある電脳に最適化された都市『トーキョー・ルルイエ』、その都市の影に潜むというホラー、そしてそれを駆除するという掃除屋……といった、男の子向けサイバーパンクアクション満載な作品。
そういうのが大好物の俺はそりゃ買うよね、読むよね。
主人公はトーキョー・ルルイエにて、ソロで掃除屋を営む少年・小城ソーマ。ある夜、少女・ククリと出会うことによって、都市の暗部に引き込まれていく……といった感じ。

さて、そんなわけでお話的に何か目新しいモノがあれこれあるといった感じはない。しかし、だからこそ描き方のよさが目立つ。
SNSや掲示板のログや、ニュース、報道やテレビのインタビューなどの体で、作品におけるその状況などが説明される様は、それこそサイバーパンクのアニメを眺めてる感覚で、いい臨場感が演出されていて非常に楽しかった。
また、基本的な部分では主人公であるソーマの語りなのだけども、少し交代するところがある。もう一人のヒロインと言っていいだろうユーノのそれである。ユーノによって物語が進められる部分があるのだけど……もう、これが、堪らない。
最初に書いたように、この作品は徹底的とも言っていいほど、男の子向けのサイバーパンクアクションで、その魅力も溢れている……それだけでも充分なのだけども、そこに薬味とでも言えばいいのか、絶妙な味付けをユーノの語りが施している。
帯にある「重厚、冷淡、しかれど可憐」という文句はこのあたりにあるのかな……? という気もしなくもない。

まぁそんなわけで、ユーノが活躍するところがもっともっと見たかった……というのが不満点といえば不満点か。つまり、非常に面白かった。
サイバーパンクアクションなライトノベルがお嫌いでなければ、是非とも手にとってみて頂きたい。

王子降臨 2 王子再臨/手代木正太郎,mov659

いやもう相変わらず、凄い、の一言。
言ってしまえば、1巻が王子が降臨しただけの話だった……それと同じように(サブ)タイトルが示している通りの王子が再臨した話だった。それだけの話なのに、なんでこんなに面白いのか。どうしてこんなに好きなのか。わからない……と言いたいところだけれど、本当はわかっている。わかっているのだ。この作品が人を惹きこんで止まない理由。

それは、王子だからである。

と、言えることに全く迷いがなくなるぐらいに、この作品のことが好きだ。
アクは強かろう。みんながみんなに好かれる作品ではないかもしれない。
しかし、好きになった人を引っ掴んで離さない強い引力を持った作品と断言できるし、そうなると、もしかしたらみんながみんなに好いてもらえる作品なのではないか、という気がしてきた。よし、みんな読もう。

と、まぁ既に書いたけど、王子降臨2巻はタイトルが示す通りの、王子が再臨するお話。
1巻は1巻で収まりがよかったような気がしたので、続刊の情報を聞いた時は少し大丈夫かと思ったけど、杞憂だった。杞憂過ぎだった。大きなお世話もいいとこだった。
今回も戦国の世の中が舞台なのだけど、1巻の時のような国ほどには荒廃した感じはなく、しかし、じっとりと不穏な空気の流れる……そういった雰囲気の国。そんな国の見目麗しい少年の君主と、そのお付きの屈強な侍の前に現れた、怪しくも美しい金髪碧眼の……王子降臨である。
この先は、1巻とは少し違った表情を見せることになるのだけど、それは是非とも読んで体感して頂きたい。王子を。その美しさを。

そして、本編だけでなくイラストの方も素晴らしい出来である。1巻の鳶丸のお尻とか、mov659さんはいい仕事をし過ぎている感があるけど、2巻でもいい仕事をし過ぎている。
思わず1巻と並べたくなる表紙は勿論、49頁の桃の花を見上げる物憂げな王子、『少年図』とでも題したくなる55頁など見所は絶えないが、圧巻は189頁である。屈強な侍の乳首を責める金髪碧眼の美青年である! 屈強な侍の乳首を責める金髪碧眼の美青年である! 何を言っているかわかってもらえると思うけど、俺も何を言っているかわかっている。そう、そこには、屈強な侍の乳首を責める金髪碧眼の美青年が描かれている。
というか、本文挿絵、ついに女性の絵が1枚もありません。口絵のランガを最後にこれっぽっちも出てきません。チラリともしません。お疲れさまです、本当にありがとうございました。

というわけで、最高に楽しく、美しい小説、いや王子でした。
3巻が今から楽しみで仕方ありません。この後どういう展開になるのか、最早全く想像もつきませんが、作者さんの心ゆくまで突っ走って頂きたい。

密葬 ─わたしを離さないで─ /江波光則,くまおり純

江波光則さんのガガガ文庫にて描いた『鳥葬』に続く青春小説。タイトルも類似しているモノになっているし、主人公やメインの登場人物は『鳥葬』とさほど変わらないので、シリーズ2巻目と言って指し支えなさそう。
今回は、あることがキッカケとなって陵司が同級生・真琴にモップで殴りかかり、そのことで1ヶ月の停学になったことから始まる。前回の『鳥葬』で起こったことはそれとそれとして心に留めておくにせよ、あの殺人の後からそれまでの自分に戻りつつあった陵司だったが、真琴に殴りかかったキッカケ、真琴という人間、停学免除を釣り餌にして左翼教師・間宮が出した課題、自分を含め状況や関係が急激に変わっていくことから、過去に、周りの人間に、更に深く向かい合うことが余儀なくされていく……といった様相。

いや、しかし、江波光則さんの作品は星海社の『魔術師スカンクシリーズ』もそうだったけど、1度読み始めると最後まですぐ読み切ってしまう……というより、読み切ってしまいたくて仕方なくなると言った方がいいだろう。魔術師スカンクシリーズに関しては、そういう勢いやスピード感をモロに感じる作品なので、あまりそこが気にならない。まぁそういう作品だし、と思えてしまう。
しかし、このシリーズは主人公の陵司自身が停滞しているというか……いや、逆に老成していると言えばいいのか。たとえば、彼は高校生という若さで将来の仕事をライン工に決め打ちしてる、という人間なのである。別に若い奴は大層な夢や希望を持て、とは全く思わないが、だからと言ってライン工決め打ちというのはまた、なんというか、極端すぎる。主人公がそんな感じなもんだから、魔術師スカンクシリーズとは全く違う雰囲気なわけなのだが、それでも読者をグイグイと作品に惹き込む引力は変わらずに存在していて、読み始めるとページを繰る手が止められなくなる。
そして、その引力が作品に表現された目を背けたくなるようなシーンを読者の心に刻みつけてくる。それに惹起される感情の動きは、他の作者の作品ではなかなか得られないように思う。
このお話の結末は、突飛なモノでも何でもないけども、こんな風に描かれた彼らが辿り着いた結末だからこそ、何でもないエンディングが心に響く。

……それにしても、間宮先生、怖すぎる。魔術師スカンクシリーズでもこんなキチガイおらんかったぞ……。
やはり、以前の作品も読むしかないなと思ったキャラでした。

下ネタという概念が存在しない退屈な世界 4/赤城大空,霜月えいと

下ネタディストピアライトノベル4巻は、3巻での予告通り、夏休み回後半戦!

3巻でのSOX vs 四大下ネタテロ組織がそのまま引き継がれてる形で、4巻ではそれが膨らまされた展開。
四大下ネタテロ組織に吸収された早乙女先輩、合宿の地で再会した狸吉とゆとり、僅かに影を落とす狸吉と綾女先輩との関係、そして満を持して(?)襲来するアンナ先輩……アンナ先輩、ちょっと見ない間にますます怪物じみてきて……!
今回は、主人公である狸吉と再会したかつての同級生のゆとりがフィーチャーされたお話になっていて、そこが非常に面白かった。この作品の世界における下ネタテロ組織としての意味・矜持、その苦悩が描かれていて、何とも馬鹿らしいノリの作品である筈なのに、ゆとりの葛藤する姿にまさかの心打たれるまであった。
惜しむらくは今回の四大下ネタテロ組織との争いである五本勝負自体が、4本目まであまり面白くなかったところか。いやまぁ全く面白くなかったわけでもないんですが、何というか、たぶん、ノリが自分とはあまり合わなかった感。そのぶん、5本目の楽しさは異常だったので、ある程度は意識的だったのかなぁという気はするけども。そんなわけで、4本目までは勝負の様子は割と読むのがキツかったけど、 読み終わってみると、非常に痛快で楽しかった読後感で◎。
また、早乙女先輩の苦悩も決着。こちらも着地点がなんとも痛快で気持ちよく、凄くよかった。夏休みの早乙女先輩の課題作品、見てみたいなぁw
そして、完全に怪物と化したアンナ先輩……! これから先、どんな風に彼女がこの世界に、狸吉たちに絡んでいくことになるのか、楽しみ過ぎる。

しかし、毎回のことながら、ディストピアな世界でテロに懸ける少年少女の物語だというのに、下ネタという要素を加えることで付き纏いそうな重さを軽快にかわして、エンターテイメントとして読ませる豪腕には白旗を上げるしかない。
今回のゆとりの苦悩の件はそれが顕著に現れていて、とてもよかった。これから先も楽しみなシリーズだなー。

王子降臨/手代木正太郎,mov659

時は戦国、戦と飢饉によって荒れ狂う乱世に、金髪碧眼の王子、降臨……!
ある意味では、それだけの作品である。しかし、これほどドラマティックに、これほどエモーショナルに、そして、これほど美しい作品があっただろうか、いy

第7回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作品。この作品にバスっと優秀賞を与えるガガガ文庫のことが大好きです。
まず、物語のキッカケであるヒロイン(?)・鳶丸と王子の出逢いからぶっ飛んでいる。鳶丸が眠っている王子を見つけるところから始まるのだけど、ドキドキと見目麗しい王子に見惚れてしまい、不注意のうちに野盗に襲われてしまう。更に、売り飛ばす前に手篭めにしちまおうてなもんで、野盗に太ももをまさぐられ乳首をいじくり回され喘いでしまい、そんなことになるぐらいならと鳶丸は舌を咬んで死のうと決意したその時、目覚めた……そう、乱世に舞い降りた……王子に救われる。何を言っているのかと思われるかもしれないが、こう言うしかない。王子降臨、である。
王子に関しては、全てがこの調子だと言ってもいい。だが、何故かはわからないがそれがいいのだ。
王子は『光の国』という異世界……もしくは異次元からやってきた人間であり、作中の世界とは別の理を持った技術や考え方で動いていて、ある意味では異世界主人公TUEEEEEモノという見方もアリかもしれないが、それだけで括れない何かがそこにある。そう、それは……王子降臨、である。
山田風太郎のお話みたいな雰囲気の、戦国の血なまぐさい和風ファンタジー的世界観、なにやら妙にがっちりとした重厚なモノすら感じさせかねない背景、そして、王子降臨。この組み合わせがとんでもない魔法を生み出している。そんな馬鹿なと思いながら、ページを繰る手が止められない。物語に、王子に、どんどんと惹き込まれていく。

ここまで王子降臨王子降臨ばかり言ってきたが、周りを固めるキャラたちも魅力的。鳶丸の住処である廃寺・蘭平寺(らんぺいじ)の住職である寂邨(じゃくそん)、冒頭に鳶丸を襲った野盗の首領・蛾彩。それぞれ素晴らしいエピソードを持っており、それぞれのクライマックスは涙ナシでは読めなかった。
そして何よりも素晴らしいのは、やはり、鳶丸。口絵で惜しげもなく披露される褌姿のムッチムチの太ももとプリプリのお尻だけでも最高だが、色んな意味で敏感な思春期の少年のあれやこれやに、読んでてドキドキしっぱなし。王子にやきもきする少年に終始ニヤニヤが止まらない。最高や。
女の子なんて初めからいらんかったんや!!!

mov659さんのイラストがまた凄い破壊力。先程も書いた口絵の鳶丸の素晴らしさは言うに及ばず。コミカルでありながら、迫力もある作品に上手くフィットしていて、口絵・本文、お話と共にとても楽しませて頂きました。
また、淡い色使いながら大胆に配置した表紙絵と、ガツンとした迫力のあるタイトルロゴの組み合わせの表紙もイイですな。

そんなわけで大満足の王子降臨でした。もう、手放しで大好きな作品。
これの続きはどうだろう……? という気もしなくないが……まぁ出たら買うけど。なんにせよ、次が楽しみ。
それまでは、とりあえず講談社BOXから1冊出てるようなので、まずはそっちを読んでみたい。

鳥葬─まだ人間じゃない─/江波光則,くまおり純

主人公の陵司の幼馴染・八尋がラブホテルで変死。その前日に八尋から「過去に殺される」というメールを受けた陵司は、八尋の葬式で再開した幼馴染・桜香と八尋の死について、なんとなく調べ始める……といった始まり。
裏表紙のあらすじには青春群像ミステリとあるが、個人的にはあまり群像劇っぽい感じはしなかったかなぁ。ミステリっぽい部分はあったけど、というかまぁそういう始まりだし。

まずは、やはり魔術士スカンクシリーズから入ったので、こういう感じもあるんだなぁと思いながら読んだ。でも犬村小六さんが『スピットファイア』の解説などでも仰っていたように、「今を切り取った青春小説」という点では変わりないな、という気もします。どちらもどうしようもない青春なんだけど、温度が違う感じでそういう意味でも面白い。
今回のお話で、割と重要な部分を占めるのがSNSというのも面白かった。鳥葬ってのは先日名前が判明した、あのアイコンの鳥に啄まれ殺されるみたいな意味もあるのかなぁなどと思ったり。
ただ、主人公の陵司には、そこは踏み込めよ! と思わず言いたくなってしまうな。主人公がアレなのは、ガガガ文庫の伝統芸なんでしょうか……? だが、そこがいい。
そんな感じで、魔術士スカンクシリーズのような前につんのめるような勢いみたいなモノはなく、少し陰鬱な感じなのだけども、何故かグイグイ読ませる吸引力があって、一気に読み切った感があります。

イラストを含めた作品作りも巧い。児童文学的にも見えるこのイラストが、何故か作品と凄くハマッてる。正直な話、表紙はあまり好みではなかったんだけど、本文の挿絵は凄く雰囲気があってイイ。

そんなわけでとても面白かった。今のところ、魔術士スカンクシリーズしか読んでないので、他のガガガの江波作品も読みたいところ。

憂鬱なヴィランズ 3/カミツキレイニー,キムラダイスケ

最悪の結末を飾る絵本の悪役=ヴィランズの能力を借りて闘う、青春バトルライトノベル3巻。
今回は月夜の過去が明かされ、彼女の内面と、物語の元となった『ワーストエンド・シリーズ』の謎が紐解かれていく。

今回、登場する絵本は2つ。1つは『ピーター・パン』。こちらはあらすじにも書いてあるので書くまでもないが、今回のお話の核となるのはもう1つの方……なんだけど、これはネタバレになるのでなんとも感想が書き辛いw 最高でした、とだけ言っておきます。
既存のキャラクターでは、今回はきいろちゃんが大活躍でした。だから表紙になってるのもあるのかな。元々いいキャラクターでしたが、ここまでいいキャラクターだとは。イラスト的にも、口絵、目次、『スケベなヴィランズ』と、八面六臂と言って指しささえのない活躍。今にも「フンッ」と聞こえてきそうだわw
そして、ちーちゃんこと千鳥ちゃんですわ。「ちーちゃん」と呼ばれる人は全て天使なのではないか疑惑が出てきました。まぁこの物語に出てくる女の子はみんなそうですけど、ちーちゃんは特にいいキャラクターしています。序盤で日和についての話でポロッと出てきた言葉、彼女のキャラクターだからこそ活きた言葉に映ります。
また、そのちーちゃん、日和、月夜の共同生活、覗き見てみたい。いやいやいやいやエロい意味ではないですよ。3人の共同生活の日常系短編みたいな感じとか面白そうじゃないですか。ゆるゆる〜っとした感じで。ダラダラ〜っとした感じで。たまにキャッキャウフフみたいとこもあったりして。そんでまぁエロい部分はその中で少しだけやってくれれば。ええ、少しだけでいいんですけども。はい、少しだけ。
あと、一郎のかっこよさは留まるところを知らないな。

キムラダイスケさんのイラストも素晴らしい出来。作品の緊迫感と迫力を余すことなく表現された挿絵は痺れるし、たまに流れる弛緩した空気も上手く手繰り寄せて絵にしてしまうのは脱帽。今回で言えば口絵のちーちゃん、ロリコン、きいろちゃんのシーン。なんだこれwww スケベなヴィランズも最高です!w

次巻は『ワーストエンド・シリーズ』の作り手が本格的に登場とのこと。楽しみですわ。

武林クロスロード 4/深見真,Rebis

女傑たちの義と愛に溢れた奮われる暴力とエロスの武侠双成小説、第1部完結! 発行は2009年……第2部がそろそろ始まってもいい筈……!

さて、そんな『武林クロスロード』4巻ですが、今回はシュンライの師匠クバンカサが獣神国を率いて登場し、ルカン朝帝都八卦封に進撃、時を同じくして北天戦参加の為に八卦封に乗り込むリョウカやシュンライたちは……というところが今巻の主な流れ。
過去の作品という意味ではこの4巻で終わりなのはわかっていたわけですが、最終巻でもこれまでと変わることなくいい意味で相も変わらず飛び散る血と体液。その中で交わされる女傑たちの義と愛。色んな意味でたまりませんわw
あとがきを読むまでは一応「第1部・完」だという形なのは知らなかったんですけど、確かに内容的に1冊の作品として一息ついた形ではありますが、できれば続きが読みたいところ。ご時世的に厳しい作風の作品かもしれませんが、なんとか第2部、始まりませんかねぇ……。ここで終わってしまうのはちょっと消化不良です……。

改めてシリーズ全体を振り返ってみると、ある意味奇跡的な作品だったなぁと思います。女傑たちの武侠小説ということで、深見さんのいい意味での暴力とエロスに塗れたB級映画的な面が深く引き出され、それを双成ファンタジー大魔王のRebisさんがイラストによって強く補強され、他にはないエンターテイメントとして成立しています。『ライトノベル』としては規格外のエロスも一興というところ。とても楽しい作品でした。
それだけに第2部が読みたい。リアルタイムで読んでなかったのが悔やまれる。

そういうわけで、武林クロスロード第2部、待ってます!!!

武林クロスロード 3/深見真,Rebis

暴力とエロスに塗れた義と愛の武侠双成小説、第3巻!!!
今回はシュンライの師の約束により助力することになった海洋国家ジャン国でのお話。海洋国家……そう、水着回である……って、水着回とか必要じゃないくらいいつも薄着の女の子しか出てきてないんですが、それは……いや、水着回は水着回だ! 水着回ばんじゃい!

さて、そんな水着回な3巻ですが、勿論、暴力もエロスも2巻に全く劣ることはなく、ほぼ最初からトバしております(精液的な意味で)。
キャラも更に増え、口絵ピンナップが大変なことになっており、ムチムチだったりムキムキだったりする美女・美少女が、その数たるや50人前後w なんだこれw 凄いことになっちょるw

また、話が進んできて色々なことがわかったり起こったりする中で、仲睦まじいリョウカとシュンライの関係にも少しずつ変化が。基本的な路線としてはあまり変わらないのだけど、起こること起こることの2人の互いの反応がまた可愛らしいこと。性的な部分では奔放な関係だけに、余計に可愛らしく見えるのが素晴らしいですな。
そして、本格的に房中術が出てきて大歓喜! やはり、こういう武侠×エロスには房中術は外せませんよね!w 先々が楽しみです。

次はもう4巻。とりあえず第1部は4巻で終了の模様。どんなふうに締めるのか楽しみであります。

武林クロスロード 2/深見真,Rebis

義と愛に溢れる暴力とエロの武侠双成アクション第2巻、1巻の何もかもがパワーアップ!!w
乱れに淫れ、それでも義と愛で暴力とエロで突き進む! 行け! 逝け! 昇天け! 私のファルスが光って唸る! お前を犯せと輝き叫ぶ! ひっs

さて、そんなこんなで1巻のとんでもない熱量から更にその熱量を増し、暴力もエロスも振り切れてる今巻。キャラも一層増え、その内容ともがっちりマッチしたイラストも凄いことになっていて、本編に入る前には「この小説には暴力シーンやその他の過激な表現が含まれます。未成年の鑑賞に関しては、周囲の大人、保護者の皆様のご配慮をお願い致します」と注意書きが……って、やっぱあかんかったんやないか!w
うん、それでも出しちゃったガガガ文庫大好きよ。

と、暴力とエロスばかりがどうしても目を引いてしまいますが、内容的には本当に義と愛を貫く作品になっていて、それは仲睦まじい師弟だったり、義理を反故にしない武侠たちの真っ直ぐさだったり、何気ない親子や夫婦の色々な愛情だったり、と、そういう部分では寧ろ爽やかな読み味すら感じて、そのギャップが楽しい作品でもあります。

また、今回は中華風ファンタジーのファンタジーの部分も強く出ていて、巨大な怪物とのバトルがあり、そのバトルとRebisさんの挿絵の迫力に圧倒されました。武侠同士のバトルも凄いけど、こういうのもたまらないですな。

そんな感じで1巻に引き続き熱量にヤラれた2巻でした。3巻も楽しみです。

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