豚は飛んでもただの豚? 3/涼木行,白身魚

待ちました!w

完結した今、改めて考えてみると、この作品、なにか凄いことがあって云々だとか、とても面白いキャラがいて云々だとか、という作品では全くないんだよな。大筋としては、喧嘩っ早かった少年が、学校とボクシングと好きな人への思いで右往左往する話。その右往左往の様子がとんでもなくドラマティックだとか、主人公とヒロインのやりとりがとんでもなくロマンチックだとか、そういうこともない。そう書いてしまうと、普通の高校生たちのお話なんだけど、読んでいるとそんな作品の世界にガッチリ引き込まれる。
普通の高校生たちの青春、「今、ここ」を、鮮やか……ではないかもしれないが、真摯に、真っ当に、紡ぎ出されていく。不器用で素直ではない彼にとっての、そんな彼に関わる彼女たちにとっての、「今、ここ」。
なんでこんなに面白かったのかなーということを考えてみるに、丁寧な内面描写なのかなと。ちょっとしたこと、なんてことないことで起こった彼や彼女の心の動きをとても丁寧に抽出していて、彼らの心の動きを読むことによって、こちらの感情が突き動かされてしまう感覚。それによってなんでもないことがドラマティックに映し出されるのかなぁと。
なんでも書いてしまえばいいとは思わないし、内面そのものを書かないことで面白くなることはいくらでもあると思うけど、そのへんもいい塩梅で調節してあるのだろうとも思う。なんにせよ、この丁寧な内面描写が作品の世界をきらびやかにしている。
そして、彼と彼女が迎える、この作品のラストシーン。とてもこの作品に相応しいラストシーンで、本当にいい作品だったなぁと思わせられました。まぁ……もっと読みたいとも思うけどもw

白身魚さんのイラストも最後まで素晴らしい出来で、さすがの一言。
この作品の、彼ら彼女らの、今あるそこの1シーンをそのまま切り取ったかのようでありながらイラストとしても映えていて、サラッとした雰囲気なのに非常に見応えがあり、この作品を本当に彩ってくれていて、読んでいてとても楽しかった。

そんなわけで、涼木行さんの次回作、凄く楽しみにしてるので!!!

クレイとフィンと夢見た手紙/友野詳,スオウ

女子向けラノベでもおかしくないような、麗しい男子が2人向かい合った表紙が印象的なこの作品。2人の周りに配置された歯車と、蒸気か霧かのイラスト、斜体のかかったタイトルロゴもとても雰囲気が出ていてイイ感じ。
さて、肝心の内容ですが、その表紙の2人のバディモノとなっております。

白いスーツを纏っているのが金髪の自称頭脳労働担当のフィン。黒い猫耳フードを被っているのがフィンに肉体労働を押しつけられるクレイ。2人が行うのは「出されなかった手紙」「書かれなかった手紙」「本当に欲しかった手紙」「普通じゃない手紙」など、本来なら届かなかったはずのメッセージを、回収し配達すること。時に魔女の館へ、時に吸血鬼城へ、時に誇り高い鳥人の元へ、時空を超えて手紙を回収し、配達していく……というお話。
舞台は獣人だとか吸血鬼だとかが出てくる中世ファンタジー的な世界……の一方でロボットなどの技術も発達している世界で「つぎはぎな世界」。どうしてそれが成り立っているのかというところも含めて、是非読んで体感してもらいたいのだけど、これがもう非常に魅力的。正直、ベタ惚れです。
キャラについても、主人公である2人が魅力的なのは言うまでもないところ。自称頭脳労働担当フィンと、肉体労働を押しつけられるクレイという、関係性が単純に楽しい。まぁそういう関係性自体は珍しくなかろうが、まぁそうは言っても楽しいものは楽しい。
また、形式として5編の短編で成り立っているのだけど、それぞれがこの作品の世界を巧く繋げていて、ぶつ切りになった感じがないのに、なのに(作品のノリもあってか)短編小説的な軽さも持ち合わせていて、とても楽しく読める。
で、そのそれぞれに出てくるのが各ヒロインということになるわけだけども、それが主人公たちに負けず劣らず魅力的なわけですな。ざっくりと紹介すれば、魔女の館のメイド、吸血鬼城の姫君、貴族の娘、カジノの女主人、鳥人の巫女、といった5人。スオウさんのキュートなイラストに彩られつつ彼女たちの物語が展開され、魅力的に輝きます。
あと、そのスオウさんのイラスト。この小説が生まれることになったのは、このタッチの絵が似合う小説を考えてください、というのがキッカケだったんだとか。そういう生まれ方もあるんですね。ラノベというイラストが多用される小説特有のことなのかもしれませんが、それはそれで面白いことですな。まぁ実際、表紙画像を見てもらえればわかる通り、魅力的なイラストですよね。

というわけで、非常に楽しい作品でした。是非とも続編をお願いします!!!

変態王子と笑わない猫。6 ドラマCD付き特装版/さがら総,カントク

春からアニメが始まる変猫6巻!
アニメが始まる前のドラマCD付き特装版、というのは最早定番になりつつある感がありますが、多少高いとはいえ1500円。で、収録時間の45分超の書き下ろしシナリオ、なんだからファンなら買わない手はない。そして、その出来ですが、素晴らしい完成度であります。月子ちゃんの歌うドレミのうたの小倉唯さんの月子ちゃんの歌唱力のその演技には……え? 何だって?
アニメCM(?)として流れる変猫BBSも楽しいですし、4月から始まるアニメが楽しみで仕方ないです。さて、そんなアニメへの期待感が高まるばかりな変猫6巻の本編ですが、修学旅行回となっております。変猫はこれまでもそうだったけど、ハーレムラブコメの体でイチャコラしてるだけと見せかけて、割とガツンと読者を楽しませてくれるのですが、今回もガッツリ楽しませて頂きました。一応、5巻で第一部完みたいな雰囲気があったので、今回からはまた違うスタートラインなのだということもあとがきでも書かれていますが、どちらにせよ言うことは変わりませんね。7巻はよ。
まぁでもそう考えると、アニメは5巻までをやる、と思っていればいいのかな。5巻は号泣モノの凄まじい話だったので、ああいったあたりをアニメでどこまで見せてくれるのか、不安でもあり楽しみでもあります。
キャラ的には、これまで印象的ではありつつもチョイ役だった副部長がフィーチャーされます。まぁ通常版では表紙なので、そうかなぁとは思いましたが、まさかこういう役回りとは。とても素晴らしいキャラなので、変猫ファンは是非とも読んで堪能してもらいたいところです。そして、王子と彼女の関係性から、このお話がまた進んだ気がします。先が楽しみです。
あとは、やはりカントクさんのイラストも相変わらずの破壊力でした。この絵がアニメでどう再構成されて動くのか、あまり期待大きく持ちすぎるのは危険とは思いつつも、とても楽しみです!>変猫アニメ

この中に1人、妹がいる! 9/田口一,CUTEG

前巻でついに実妹の正体が明らかになり、今回はその解決編として物語のまとめといった様相になるかと思いきや、ここにきての波乱波乱で途中まで若干不安になったものの、最後は一応の決着を見ました、な、妹探しミステリ風ハーレム学園ラブコメ9巻。
そんなわけで、シリーズの物語としては決着しました。将悟のこと、妹のこと、家族のこと、詳しい内容についてはあえて触れませんが、読んできた甲斐があったと素直に思えました。しかし、ここまできてこれほど物事が動くとは思いもしませんでしたが。つーか、もう全然ハーレムでもラブコメでもねえw どうしてこうなった! 最初2,3冊読んだだけの人とか、アニメしか見てない人とかと、シリーズ最後まで読んだ人、全くイメージが違う作品だと思う。ただ、まぁとても上手く着地させたなぁとは思います。最終的には大団円、だったと思います。
さて、めでたしめでたし……と、思いきや、あとがきを読む限りまだもう少し続くようです。とはいえ、番外編のようで。まぁ読み終わった後に、彼らのその後のことも少しだけ読みたいなーとは思ってたので、ちょっと嬉しかったです。亀仙人の絵を少し探したのは内緒。まぁさすがに2冊も3冊も出すようなことはなかろうし。
いつもながら、CUTEGさんのイラストも素晴らしかった。口絵の数ページだけで値段を取り戻した感がありますが、やっぱり本文最後の挿絵ですな。特に、ここまで読んできた人にはこの光景が見たかったんだ、という絵を描いてくれています。本当によかった。
と、そんなわけで、次がホントの最終巻、ですかね。あとがきで、番外編はコメディタッチで、ポロリもあるといいな、とのこと。ktkrと思いましたが、これまでもポロリ的なことはあったわけで、さて、このタイミングでこの発言ということは、これは、ついにちくびけんはっk
次巻への期待は膨らむばかりです。具体的には国立さんの活躍を希望します! あ、SF仕立てにして平行世界の国立さんENDとかどうでしょうか。

友達からお願いします。/清水マリコ,熊虎たつみ

やはりモノレールから始まる青春ラブコメはまちがっていない。
まぁ僕モノレール好きくないんですが。いや、モノレール自体はすげえかっこいいと思うんですけど、乗り物酔いしやすい人はアレ駄目なんだ。すげえ酔いやすくて、しかもアレ、席が後ろになってたりするでしょう。飛行機でも酔うのに、浜松町から空港までもう酔っちゃうっていう。まぁそれはいいとして。
特に何がどうというお話ではないと思うのだけど、みるみるうちに惹き込まれ、第一章を読み終える頃には、読みながら顔がニヤニヤしたり、ぐぬぬしたりしてた。
それにしても、最近のラブコメは主人公がかわいいのが流行りなのか。同レーベルの涼木行さんの作品『豚は飛んでもただの豚?』も主人公がとてもかわいかった印象。今回読んだこの『友達からお願いします。』も、主人公の楓が妙にかわいくて困った。……まぁ若い子の感じの表現を見て、「にょほほ、男子高校生かわゆす」とかなってるのかもしれん。あかん、オッサンや。気をつけよう……。
とはいえ、そういう部分もこの作品の魅力の1つだ。若さ故に生まれるもどかしさは、この世代のラブコメを描くことにおいて避けては通れぬところだろう。そして、それを見てやはりニヤニヤするのだ。……完全にオッサンだ。高校生に戻りたい。
そして、クライマックスのあとにぶっこんでくれた豪速球がなんと素晴らしいことか。キャプ翼なら森崎くんは勿論SGGKも捕れない、ネットブチ切ってどっか飛んでくレベルのシュートだけど、全く躊躇なく顔面ブロックに走る、いや、疾走る。そして受ける。承る。全力で承る。必殺シュートを顔面で全力で承る。もう、これを読む為にこの作品の300ページ弱はあったと言っても過言ではない。 ※個人の感想です。
まぁそんなわけで、これこそ青春ラブコメという感触を持ちながら、ぶっこむところはぶっこむ強さもあり、よんでいてとても楽しかった。
続きも楽しげな雰囲気。次回予告的なページを見ると、今回はチョイ役というほどではないにせよ、まぁ花を添える程度だった彩香の出番ががっつりありそうだし、新キャラもとても面白そう。続きに期待大です。

白銀の救世機/天埜冬景,黒銀

天埜冬景
メディアファクトリー
¥ 609
(2012-12-21)

MF文庫J、第8回新人賞最優秀賞作品。ジャンルとしてはまさかの巨大ロボットモノ。そして熱い!
特殊な雪に覆われた冬の世界、そして現れた〈XENO〉という脅威。その戦いで人類はあえなく滅びの道を歩むが、その最中に人類は〈ゼノイド〉という新人類に進化。脅威であるXENOの特徴をトレースするように、世界を覆う特殊な雪を食べることができるようになり、XENOの技術を利用し、そして、感情を排して全てを生き残る為に最適化することで、厳しい世界で厳しいながらも生き残ることに成功する。そんな世界でのお話。
少しSF入った巨大ロボットモノなのだけど、お話の雰囲気とか黒銀さんのメカニックデザインの感じからすると、リアルロボット系に考えがちるかもしれないが、ノリとしては完全にスーパーロボット系。ガンダムで言えばシャイニングガンダム。自分は、お話を読みながら絵を想像したりするのだけど、黒銀さんの絵に、島本和彦さんっぽいタッチが重なって見えてくるまであった。
まぁそんなわけで熱い! お話の中でも〈熱さ〉というのは重要なファクターなので、その部分も含めてよかった。
このところ、ロボットモノが増えてきてるように見えてとても嬉しい。ライトノベルにおいて巨大ロボットモノは鬼門とされてきたようだけど、スーパーダッシュで『覇道鋼鉄テッカイオー』が大賞受賞したあたりから、作る人たちに少しだけ突破口みたいなモノが見えたりしたのかな……などと思っています。この『白銀の救世機』もそんな流れを汲む作品……だと思います。巨大ロボットラノベ、量産されるということはないと思いますが、このままちょこちょこと増えてほしいところです。
黒銀さんのイラストも素晴らしかった。ぶち抜きで描かれたゼストマーグは、もうこれだけで値段を取り返したと言えるぐらいかっこいい。ていうか、メカニックデザインも黒銀さんなんですね。凄い。これだけ可愛い女の子を描きながら、こんなかっこいいロボットも描けるとか意味わからない。
あと、装丁がすごくよかった。表紙レイアウトやタイトルロゴはもちろん、扉ページやちょっとしたパーツなんかも雰囲気出ていてイイ。メカニックデザインの設定画とロボットの設定が巻末に収録されてるのも◎。編集さんやデザイナーさん、GJです!

瑠璃色にボケた日常/伊達康,えれっと

満開ロリロリ天国!
『瑠璃色にボケた日常』って、〈ヒロインの瑠璃ちゃんがボケの日常〉かよ! そのまんまか! いいぞもっとやれ!
ラノベにおいて、主人公とヒロインの会話の掛け合いが時折、漫才会話と称されるように、主人公がツッコミでヒロインがボケとなり、読者を楽しませてくれるのはよくある構図ではある。ではあるが、作中で実際にお笑いのコンビを組んでしまっている例はあまり見たことがない。
そして、もう1つの物語の筋が退魔モノというのも意外すぎる。あらすじを少し読んでいたから、幽霊とかお祓いの話が少しあるのかとは思ってたけど、予想以上にがっつりと退魔のお話で、そのギャップもあるのか、その生々しさや迫力にヤラれた。霊のシステムとか成り立ちみたいなのは読んでいて楽しかったし、クライマックスのバトルの緊迫感や迫力はかなりの読み応えがあった。主人公の退魔能力の成立や発動の条件も面白い。
そんなわけで、お笑い×退魔という異色の組み合わせになってる本作なのだけども、キャラもそれに合わせたかのように異色。特にメインヒロインの瑠璃ちゃんは本当にヘンなキャラクターだが、読んでるうちにハマっていくから不思議なものである。非常に小憎たらしいカワイイ。
それにしても、主人公の孝巳君は、元は才能高い野球少年、怪我をして落ちぶれたスラダン三井みたいなアレになってるが、いやこれがなかなかに素質がある。素晴らしい。満開ロリロリ天国、僕にも貸してくれないですかね、満開ロリロリ天国。ていうか、ロリコンなら瑠璃ちゃんのこと、どストライクですよね。だって瑠璃ちゃん、ものすごいロリロリ天国じゃないですかー。クライマックスで、かの方が激怒してらっしゃっていたの、実は孝巳君なのでは、と思わざるを得ない。ていうか、帯捲ったら孝巳君いるし。カメラの関係とはいえ、その位置にいるのはいつでもアレを狙っているということの暗喩ですよね……? ガチロリコン確定の孝巳君と微妙にラブコメ関係になりそうな、もう一人のヒロインである翠に同情を禁じえない。この状況でおっぱいヒロインどう発展しても報われないよ……。翠ちゃんかわいそう……。
と、そんなロリロリ天国を彩ったえれっとさんのイラストも素晴らしかったです。可愛さは表紙を見ればおわかりの通りですが、クライマックスでのバトルでの挿絵の迫力には凄いモノがありましたし、カラーページの最後のページにある目次についてるデフォルメのイラスト、特に翠とそのお供のイラストがたまりません。このままフィギュアとかになったりしたらいい。
あと、満開ロリロリ天国の発売まだですか>メディアファクトリー
満開ロリロリ天国!

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 8/鈴木大輔,閏月戈

ハーレムの主人公をデートでデレさせろ!
秋に始まったアニメが非常に好調なおにあい。勿論、それを見ている視聴者も楽しいというのが大前提ではあるのだけども、スタッフが楽しんで作っているのが見てとれて、好き嫌いは出るとは思うが、今秋のアニメの中でもトップクラスに面白いアニメになっている。最後まで突っ走ってくれることを切にお願いしたい。
さて、そんなアニメが好調のおにあい原作8巻は、7巻からの流れというのもあるけど、ぎんぎんをむきむきしちゃってぎんぎんなお話になっている。エロい意味じゃない、エロい意味じゃないよー? かいつまんで言うと、今回のメインとなるのは主人公とぎんぎんのデート、そして彼らの出会い編となる。表紙の幼いぎんぎんと主人公は見たまんまの小学生時代ということですね。小学生ktkr!
まぁそういうわけで全編に亘ってぎんぎんであります。見返してみると、本文挿絵にぎんぎんが描かれてないモノが1つもなかった。徹頭徹尾ぎんぎん巻である。ぎんぎん大好きな人は大満足なことこの上なし。ぎんぎんでぎんぎんですね!
しかし、アニメはホントに面白いな。1話やった時は導入がかなりざっくりした感じだったので少し不安だったけど、ノリやネタの部分は全く原作に劣ることなく、というより寧ろアニメという舞台を存分に活かして、原作をクラッシュすることなく、それでいて原作とはまた違った魅力を引き出してる。秋子の衣装とかw そして、それぞれのキャラも表情が多くてとても可愛く、見ていてとても楽しい。2期があるぐらいセールス的に成功してくれたら嬉しいのだけど、お話の進んでるスピード的に2期は難しいか。
まぁとにかく原作もアニメも続きが楽しみです!

ノーゲーム・ノーライフ 2 ゲーマー兄妹が獣耳っ子の国に目をつけたようです/榎宮祐

このしりとりがすごい! 2012!
ゲームで全てが決まってしまう、ノーゲームでノーライフな異世界ファンタジー2巻! 今回も1巻の勢いそのままに突っ走ってくれています。
というか、あとがきによると、3巻までの内容を1巻の1章・2章・3章にしていたらしく、そのままに考えると900ページw デビュー作で900ページ、しかも、挿絵も全て本人。凄い。舞城おうt
今回のメインのゲームとなるのは『具象化しりとり』。しりとり自体は普通のルール。但し、口にしたものが、その場にあれば消え、無ければ出現する。これだけ聞くとなんてことないかもしれないが、これが面白かった。コメディとしてもバトルとしても、素晴らしく機能してた。少し強引な展開とも思えなくもないが、それよりは剛腕でまとめ上げてる印象。なるほどと思わされ、笑い、熱くなった。そして、今回はそのまま次のバトルにいき、さぁ! というところで次巻へw わかってたけども。早く続きが読みたいところです。
このお話、ゲームに関しては主人公の空とその妹の白の『  』(空と白で空白)ペアは最強で、いわゆる主人公Tueeeeee系なのだけども、それが気にならないのは、バトルがゲームだからというのもデカいだろうなと思う。これ、角スニの問題児シリーズも同じなのだけど、いざバトルになると〈ゲームのルールに則った勝負〉であれやこれやという工夫やズルwでなんとか勝利を収める、というのが見ていて楽しいのだろうなぁと。
これ、サッカーなんかもそう。強者のポゼッション、弱者のカウンターてのはわかりやすいけど、逆もある。弱者のポゼッション、強者のカウンター。状況、使い分け、工夫。それぞれにそれぞれのサッカーがあり、試合の直後なんかは「こういうこともある」なんて思うけど、後で見ると必然だったりする。そういえば、作者の榎宮さんのお父さんがコリンチャンスサポーターらしくw U14国際ユースの時にコリンチャンスサポ見てたので、まぁなんとなく、その様子が想像できて何ともw
また、自分が書くまでもなく、この作品は文字を書いてる人が挿絵も描いています。順番的に言えば、挿絵を描いてる人が文章も書いています、かもしれないが。何にせよ、おそらく作者の欲しいところに欲しい絵が入っているので、小説とイラストが組み合わさってライトノベルという体を成した、というより、元よりそういうモノとして生まれて来た、という感じすらあります。しかし、1巻の感想でも書いたことだけど、ないものねだりしたくなっちゃう。まぁこれはいいか。
キャラ的にはやはりステフか。主人公との成り行きから憐憫の情を誘うが、それがイイというやつで、大変不憫可愛い。出来るだけ幸せに喚いていて欲しいですねw
もう本当にとても面白く、楽しいです。榎宮さんの読者を楽しませようという気持ちが、作品に目一杯込められてるのを感じる。あとがきでは嫁さんを引っ張り出してオマケ漫画も披露。次巻はどう楽しませてくれるのか、楽しみです!

この中に1人、妹がいる! 8/田口一,CUTEG

もしかしたら自分は壮大な勘違いをしていたのかもしれない。このラノベは妹×ハーレム×ミステリだと思ってたけど、妹×ハーレム×昼ドラかもしれないw
謎解きやサスペンス風味はまさに昼ドラだし、ハーレムのお色気=濡れ場に置き換えると完璧に思える。ドロドロとして面倒くさい家柄と血筋、恋愛関係もメインキャラたちが高校生以下ということ以外は、イメージにあるまんまの昼ドラとしか思えない。何やってんだこいつら的な印象まで含めてw まぁ『昼ドラ』っても色々で、それこそジャンルとしての『ラノベ』と同じで、昼ドラ好きな人からすれば、そういうドラマが昼ドラと言われるとカチンときてしまうかもしれない、つーかするよね。実際、そういうドロドロドラマ以外にも、ハートフル家族モノみたいなのやってるもんな。まぁそういう切り口の昼ドラという意味で書きました、ということで大目に見て頂きたく。
さて、大詰めも大詰めのそんな中妹8巻。ついに妹の正体が明らかに。読者としてもやっとktkrと。やっとここまで辿り着いたという気持ちでありますw まぁ雅のところはもう一波乱ありそうな雰囲気ですが、クライマックスへの仕掛けと取りたい。そんなわけで続刊を楽しみに待ちたいと思います。
中妹といえば、今夏放送されたアニメもなかなかの出来で楽しく見させて頂いた。女の子は予想以上に可愛かったし、お色気シーンも素晴らしくDVDの乳首発行券が羨ましくて仕方ありませんw 原作との対比も楽しかったです。あと、OPのヒロインたちがそれぞれの表紙イラストのポーズをとるのがたまらなかったです。
さて、続きはクライマックスに向けて一直線という感じだと思ってますが、なんとか国立さんに幸せになって欲しくて仕方ない。今巻も少ない出番ながらも非常に可愛さ溢れていたし、心乃枝の動向と雅の展開によってはワンチャンあるで! と思うのですが、如何でしょうか>作者様MF文庫J様
それにしても、ゲマズの8巻の購入特典のブックカバーの狐国立さん天使すぎるやろ尻尾モフりてええええええと思ってたけど、これ猫抱えてるから猫なのかな。

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