幻國戦記CROW − 千の矢を射る娘 −/五代ゆう,山本ヤマト

ニンジャキターーーーーー!
グロテスクな妖魔が蠢き、レトロに発達したテクノロジーが交錯する、和風ファンタジーな世界を舞台に躍動するニンジャ!
ニンジャが縦横無尽に飛び回っては異能を存分に発揮し、妖魔が粘液を吐き四方八方に触手を伸ばし、機動車が機関の唸りを上げ果ては空飛ぶ要塞まで現れ……黒幕の傍にはオカッパ幼女。都市には凶都(きょうと)とか、まだ出てきてないけど逢咲(おうさか)とか出てくるらしいし、これは燃える。燃え過ぎる。なによりオカッパ幼女がイイ。
あとがきによると、五代さんのこの作品のイメージの大元は映画『ジュブナイル』のDVDに特典映像で入っていたスチームパンク時代劇風CGアニメなのだとか。そちらは未見なので機会があれば見てみたいが、雰囲気としてはなんとなくわかる感じはする。
それにしてもこのニンジャ感はとてもたまらん。ニンジャはこうでないと、と思わせることをしっかりガッチリやってくれる。これもあとがきでも書かれてるけど、やはり風太郎忍法帖だとか赤影だとかガッチャマンだとかのエッセンスをちりばめられている。その上で作者らしい味付けをしてくれているので、読んでいてとても楽しかった。
語り口なども魅力的。登場人物のセリフなどは勿論、地の文なども少し時代がかった感じで雰囲気が出ていて好きだった。活弁士さんみたいな人とかに読んでもらいたい感じで。まぁ読みづらいとも感じるかもしれないけど、言い方を変えれば読みごたえとも言いますw 個人的には、こういう『読み辛さ』は好きです。
イラストは山本ヤマトさん。流石の出来です。ネットで一目見た時に購入を決めさせられた表紙も言わずもがな、やはり本文ですね。やはり漫画をやってらっしゃる強みなんでしょうね。挿絵というのは、ある意味小説の説明であると思うのですが、その説明以上の説得力みたいなモノを感じます。また、今回、一部で五台さんが山本さんからキャラのラフをもらって、そこからキャラの肉付けをするという形をとったらしく、そういう作り方はラノベならではで面白いなぁと思いました。
編集さんには3巻ぐらいでまとまるぐらいでと頼まれたものの、書いていて五代さん本人も無理っぽいと感じたみたいだけど、素人目に見ても3巻ぐらいで大団円を迎えるようには思えないw とはいえ、このシリーズはガッチリ読みたいところ。自分には周りに喧伝するくらいしかできないので、周りの人、お願いしゃーす。

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