白銀の救世機/天埜冬景,黒銀

天埜冬景
メディアファクトリー
¥ 609
(2012-12-21)

MF文庫J、第8回新人賞最優秀賞作品。ジャンルとしてはまさかの巨大ロボットモノ。そして熱い!
特殊な雪に覆われた冬の世界、そして現れた〈XENO〉という脅威。その戦いで人類はあえなく滅びの道を歩むが、その最中に人類は〈ゼノイド〉という新人類に進化。脅威であるXENOの特徴をトレースするように、世界を覆う特殊な雪を食べることができるようになり、XENOの技術を利用し、そして、感情を排して全てを生き残る為に最適化することで、厳しい世界で厳しいながらも生き残ることに成功する。そんな世界でのお話。
少しSF入った巨大ロボットモノなのだけど、お話の雰囲気とか黒銀さんのメカニックデザインの感じからすると、リアルロボット系に考えがちるかもしれないが、ノリとしては完全にスーパーロボット系。ガンダムで言えばシャイニングガンダム。自分は、お話を読みながら絵を想像したりするのだけど、黒銀さんの絵に、島本和彦さんっぽいタッチが重なって見えてくるまであった。
まぁそんなわけで熱い! お話の中でも〈熱さ〉というのは重要なファクターなので、その部分も含めてよかった。
このところ、ロボットモノが増えてきてるように見えてとても嬉しい。ライトノベルにおいて巨大ロボットモノは鬼門とされてきたようだけど、スーパーダッシュで『覇道鋼鉄テッカイオー』が大賞受賞したあたりから、作る人たちに少しだけ突破口みたいなモノが見えたりしたのかな……などと思っています。この『白銀の救世機』もそんな流れを汲む作品……だと思います。巨大ロボットラノベ、量産されるということはないと思いますが、このままちょこちょこと増えてほしいところです。
黒銀さんのイラストも素晴らしかった。ぶち抜きで描かれたゼストマーグは、もうこれだけで値段を取り返したと言えるぐらいかっこいい。ていうか、メカニックデザインも黒銀さんなんですね。凄い。これだけ可愛い女の子を描きながら、こんなかっこいいロボットも描けるとか意味わからない。
あと、装丁がすごくよかった。表紙レイアウトやタイトルロゴはもちろん、扉ページやちょっとしたパーツなんかも雰囲気出ていてイイ。メカニックデザインの設定画とロボットの設定が巻末に収録されてるのも◎。編集さんやデザイナーさん、GJです!

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