うちのクラスの頼りないラスボス 2/望公太,鈍色玄

お話の中で割り当てられた役割《脇役》の男の子が主人公と、役割《ラスボス》の女の子と、役割《主人公》たちの強敵に下克上していく、説明が非常にややこしい学園ラノベ、2巻!
今回はギャンブル回、とでもいうか。カイジ的なゲームをラノベに割と巧く落とし込んでる。メインとなるゲームは『魔女狩りゲーム』。

下地はババ抜き。形式としてはババ抜きなので、そのままやるわけだけど勝利条件が変わる。大雑把に言えば、ジョーカーを引き合うゲームではなく、ジョーカーを誰が持っているかを当てるゲーム。
カードを配布した時点でジョーカーを持ってる人間=魔女、と、それ以外=人間、に分かれる。人間のプレイヤーの勝利条件は、シンプルなところでは魔女が誰かを当てること。魔女のプレイヤーの勝利条件は、人間にジョーカーを引かせること、となる。
人間のプレイヤーはいつでも「魔女、見つけた」のコールを発することができ、そのコールと共にババ抜き自体は終了。コールしたプレイヤーは魔女が誰かを指名しチップを賭ける。当たった場合、コールしたプレイヤーが賭けたチップを魔女が支払う。外れた場合、疑いをかけられた人間のプレイヤーと魔女とで賭けられたチップを山分け。
つまり、人間のプレイヤーは自分を魔女だと思わせてコールさせるということも勝利条件の1つで、翻って、魔女のプレイヤーは自分以外の誰かを魔女だと思わせてコールさせること、も勝利条件となる。また、コールされることなく、魔女のジョーカーを人間が引いた場合、魔女の完全勝利。人間のプレイヤー全員からご祝儀をもらう。
最後まで、誰も「魔女、見つけた」のコールをすることがなく、ジョーカーが魔女の手に残った場合、人間の完全勝利となり、ご祝儀として人間のプレイヤー全てに魔女がチップを支払う。

こんな感じ>『魔女狩りゲーム』。わかりにくい説明だと思うけどw、まぁ気になる人は読みましょう。是非とも読みましょう。この魔女狩りゲーム、自分はちょっとやってみたいなぁと思ったので、読んで、もしやりたいと思えば付き合いますので。とりあえず、まずは『うちのクラスの頼りないラスボス』、読んじゃいましょう。
……やったことないけど、人狼とかこんな側面あるのかなぁ。まぁ、わからないw
さて、そんなゲームをやる相手は今回は役割《主人公》のキャラではなく、役割《准主人公》と役割《魔性の女》。ギャンブルがメインの回で、対決する相手が《主人公》ではないところがいいところ突いてくるなぁと。これ、たぶん《主人公》だとダメなんだよ。つーか、ギャンブルモノの物語の主人公って、ここぞって場面で凄い力発揮するんだけど、基本的なところでクソ野郎で最終的に身の破滅イメージしかないのでw
まぁ、そんな役割に沿ったようなキャラたちが、この魔女狩りゲームをとんでもなく面白くしていく。単純にメタ的な視点に立たせずに、メタを楽しませるとでもいうか。ああ、この場面でその役割が利いてきちゃうんだあああ、と、ホントにもうたまらなくエキサイティングに読ませて頂きました。
そして、この作品は日常パートとでもいうか、それぞれのキャラのやりとりがとても楽しいのがポイント高いと思う。涼希と塔ケ崎のやりとりが楽しいのは勿論なんだけど、「知っているのか、来手さん」がセリフがきたときの「キターーーwww」とか、そういうの、とてもたまらんのですよ。
あと、鈍色玄さんのイラストもどんどん巧くなっていて、今回、特にたまらなかったのは、塔ケ崎のデフォルメキャラ。もう、可愛すぎて、キュートすぎて、コピーして定期入れとかに入れて持ち歩きたいレベル。微妙にネタバレになっちゃうので、先に見ない方がいいと思いますが、167頁の塔ケ崎だけで持ってかれましたわ。
そんなわけで、はぁ……感服、と読み終わった後に利いてくる、冒頭の『蛇足でしかないプロローグ』。なんなの、あの人、こわい。先々、どうなっていってしまうんですか、このお話、と思いつつ、大満足の2巻でした。もう、続きが早く読みたくて仕方ありません。

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