下ネタという概念が存在しない退屈な世界 4/赤城大空,霜月えいと

下ネタディストピアライトノベル4巻は、3巻での予告通り、夏休み回後半戦!

3巻でのSOX vs 四大下ネタテロ組織がそのまま引き継がれてる形で、4巻ではそれが膨らまされた展開。
四大下ネタテロ組織に吸収された早乙女先輩、合宿の地で再会した狸吉とゆとり、僅かに影を落とす狸吉と綾女先輩との関係、そして満を持して(?)襲来するアンナ先輩……アンナ先輩、ちょっと見ない間にますます怪物じみてきて……!
今回は、主人公である狸吉と再会したかつての同級生のゆとりがフィーチャーされたお話になっていて、そこが非常に面白かった。この作品の世界における下ネタテロ組織としての意味・矜持、その苦悩が描かれていて、何とも馬鹿らしいノリの作品である筈なのに、ゆとりの葛藤する姿にまさかの心打たれるまであった。
惜しむらくは今回の四大下ネタテロ組織との争いである五本勝負自体が、4本目まであまり面白くなかったところか。いやまぁ全く面白くなかったわけでもないんですが、何というか、たぶん、ノリが自分とはあまり合わなかった感。そのぶん、5本目の楽しさは異常だったので、ある程度は意識的だったのかなぁという気はするけども。そんなわけで、4本目までは勝負の様子は割と読むのがキツかったけど、 読み終わってみると、非常に痛快で楽しかった読後感で◎。
また、早乙女先輩の苦悩も決着。こちらも着地点がなんとも痛快で気持ちよく、凄くよかった。夏休みの早乙女先輩の課題作品、見てみたいなぁw
そして、完全に怪物と化したアンナ先輩……! これから先、どんな風に彼女がこの世界に、狸吉たちに絡んでいくことになるのか、楽しみ過ぎる。

しかし、毎回のことながら、ディストピアな世界でテロに懸ける少年少女の物語だというのに、下ネタという要素を加えることで付き纏いそうな重さを軽快にかわして、エンターテイメントとして読ませる豪腕には白旗を上げるしかない。
今回のゆとりの苦悩の件はそれが顕著に現れていて、とてもよかった。これから先も楽しみなシリーズだなー。

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