美将団 信長を愛した男たち/有沢真由,あおいれびん

サブタイトルにある通りの小説である。家臣として、男として、恋愛の相手として、信長を愛した男と男と男の話である。ジャンルとしては、恋愛小説と言っても過言ではないと思うが、女は、ほぼ出ない! 万歳、衆道!
宝島社が行っている「日本ラブストーリー大賞隠し玉作品」とのこと。なるほど、なんだそれ。

さて、物語をメインキャラとして進めるのはお小姓の3人。 長谷川竹(長谷川秀一)、万見仙千代(万見重元)、森蘭丸(森成利)。 基本的には史実を元に描かれた作品ということらしく、メインだけでなく他のキャラたちも実在したキャラになっている模様。
しかし、歴史というモノに全く詳しくないので、「お小姓」と聞くとエロい妄想しかできないわけですがw、この作品を読むと、なるほど、こういう世界であったかもしれないなぁなどと思いつつ、最後まで楽しく読めました。
雰囲気的には、ドラマの『大奥』のそれに近いモノを感じた。愛と権力の欲と感情に塗れた「お小姓の世界」。
家臣としての忠義心、武士としての出世欲、そして、恋。それらが絡み合って、絡まり合って、信長を中心に繰り広げられる愛憎劇。いや、もう非常に楽しかった。
個人的な好みとしては、もう少し「性」の部分に踏み込んでよかったのではないかなぁという気はする。勝手な思い込みですが、衆道、即ち少年愛というのは、同性愛とはまた違った側面があるのではないかなぁ……という気はしてるけど、まぁ、この作品はそういった類の作品でもないかw
少し残念だったのは信長。分量としては300頁もないわけで、どれもこれもというのは酷なわけだけど、信長の内面や気持ちがもっとわかりやすく見えたらよかったなぁといえ気はする。
ともあれ、恋愛小説として、非常に面白かったです。

あおいれびんさんの装画も素敵。挿絵は1枚もないのに、キャライラストがあるのは何でですかw 挿絵もください!w

それにしても「お小姓」というのは素敵な響きであるな。ときめき成分が大量に含まれている気がするわ。

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