エスケヱプ・スピヰド 伍/九岡望,吟

電撃文庫の誇る巨大ロボット神速バトルアクション、5巻。映画張りの激渋表紙からの、裏表紙は遂に《甲虫》勢から鍬形! かわかっこいい!!
その気合いの入った表紙に後押しされるように、本格化する鬼虫 vs 甲虫に蜂の復活で、面白さは熱を上げてスピードアップされる。そして、帯にもある通り、ついに壱番式・竜胆が戦線復帰で更に加速。このままでは、読者がスピード狂になってしまう……!

そんなわけでエスケヱプ・スピヰド5巻では、甲虫の本命(?)であるクワガタがついに登場。鍬形という位置づけ、乗り手である朧の叶葉との過去の因縁からするに、九曜・蜂といろんな意味でライバル関係にあると見ていいのかな。今回も非常に熱いハイスピードバトルを繰り広げてくれていますが、この関係性は先々も楽しみすぎです。
その朧を始め、いろんな人の過去が少しずつ明かされながら過去の大戦から現在に繋がってくるのは、あの納まりのよかった1巻から、よくここまでもってきたなぁと関心する。いやもうホントに、1巻がいい感じの終わり方だったので、当初は続ける必要なかろうと思ってたんだけど……そんな続きが面白くて仕方ない。アホなこと考えてた過去の自分に土下座させるしかない。

それにしても、クワガタはやはり燃えるな。もう、クワガタという、それだけで大勝利してる感ある。オニヤンマやスズメバチもかっこいいけど、やはり甲虫……さらにクワガタとなると、男子のテンション爆上がりだよね。
見るとテンション下がることもあるのであまり見ないけど、虫バトルってあるじゃないですか。虫を戦わせるやつ。アレでもクワガタが出てくるとそれだけでちょっとテンション上がるもんなぁ。
カブトムシとかクワガタって樹液とか飲んで暮らしてるし、毒とかも持ってないし、闘争本能自体もあまり強そうにないので、実際は大して勝てないのではと思ってたんだけど、固い外殻と高い馬力というスペックの高さで、割と強い。ヘラクレスオオカブトがデカい毒蜘蛛をぶっ殺した場面は戦慄した……。
そういえば、この作品で最強の鬼虫となっている蜻蛉だけど、オニヤンマはスズメバチを捕食することもあるのだとか。この作品でも言及されてるけど、やはりあの飛行能力は凄いみたいで。
そう考えると虫って怖いよな。身体能力のスペックが高すぎるというか。毒持ってるのも少なくないし何メートルクラスのデカい虫がいたら恐怖すぎる。巨大な虫が出てくるスチームパンクや、巨大な虫にヤラれる巨大ロボットモノのラノベはまた別の作品ですがw、戦闘ロボットに虫をモチーフに使いたくなるのもよくわかる気がする。

吟さんの挿絵も素晴らしい。気合い入りまくりの表紙絵は勿論だけど、今回の目玉は何といっても口絵。過去の鬼虫、九番式たちのイラストなんだけども、竜胆・巴・剣菱の3人の絵は、もうこれだけで何か胸に迫るモノがありますな。からの、本文の157頁……吟さん、気合い入り過ぎや……!

と、相変わらず最高に面白いエスケヱプ・スピヰドでした。次はこの巻でもちょくちょく出てきた柊がメインかしら。
続きも楽しみです。

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